1: 義務教育学校整備(建築)工事が落札不調 (1) ![]() |
![]() さいたま市が1回目の予定価格を148億6100万円を2回目で163億4600万円に引き上げたにもかかわらず、建築費高騰により、業者がこの価格では採算がとれないと判断し、落札不調となりました。 義務教育学校整備事業は、このほかに、電気設備工事と機械設備工事があり、電気設備工事の予定価格は18億6450万円、機械設備工事は33億2750万円の予定価格が示されていますが、これは、建築工事そのものが落札不調となったために、競争落札が中止されました。 義務教育学校は、総額で215億3800万円かけても、建設できないことがはっきりしました。しかも、建築費は、うなぎ登りに上昇しており、一体いくらになるかも、予想できない状況です。 建築費の面を見ても、全国に例のない3700人規模の巨大校を建設することが、いかに無謀な計画であるかを示しています。 ![]() この事業は、中央区役所周辺に、図書館、老人憩いの家、入浴施設、屋内プール、産業文化センターなど8施設を集中させた複合施設とし手建設し、敷地の3分の1ほどを民間の営業施設として貸し出すというとんでもない計画で、公示価格は314億1238万円としていました。 「さいたま市民ネットワーク」は、4階建てまでしか建てられない土地に8施設も集中させる計画には無理があり、市有地を民間企業の営利活動の場として提供することは自治体としてあるまじき行為として、反対してきました。添画像は、事業区域の説明図です。 埼玉新聞のネットニュースにも掲載されているので、ぜひ、ご覧ください。hhttps://www.saitama-np.co.jp/articles/141859 |
4月10日(木)午後5時から6時まで、与野本町駅で「悪政告発宣伝行動第1弾」を行います。中央区のみなさんはもとより、他区のみなさんもぜひ、ご参加ください。
4月20日(日)には、午後4時から5時まで、大宮駅西口デッキで「悪政告発宣伝行動第2弾」が取り組まれます。こちらにも、ぜひ、ご参加ください。 |
3月16日の「怒りの決起集会」は、氷雨降るなかで32名の市民が参加しました。32名は少ないと難じる人も多いかと思いますが、寒波が押し寄せ、しかも雨という悪天候のなかで、高齢の人が多いという顔ぶれで32名の参加は大成功と言ってもよい数字です。
「さいたま市民ネットワーク」の市役所前行動は、各団体に参加目標を割り当てる動員型のとりくみではなく、個人一人ひとり、団体・グループ個々の自主的な参加を基本にしています。それで、6回もの市役所前行動を88人から130人の参加を得て、成功させてきました。今回の集会でも、高齢化が進んでいるなかで、参加人数の多い少ないをとりくみ成功のものさしとせず、少ない人数でも、参加者一人ひとりが次のとりくみの核となって、次の運動発展の鍵となることの重要さを確認し合いました。 決起集会では活発な討論を経て、下記のとりくみを確認しました。 1,4月を置く正告発宣伝月間として位置づけ、大宮駅、浦和駅、武蔵浦和駅、与野本町駅などで全市的な宣伝行動をとりくむ。 2,地域別の駅頭宣伝用のチラシを作成する。 3,3〜4月に対市交渉を行う。 4,市役所前行動は年2回程度にして、対市交渉・駅頭宣伝・学習会などの開催と議員への働きかけに力を入れる。 5,市長選に関連して、適切な時期に候補者に公開質問状を提出する。 これからが、たたかいの正念場となることを確認して、「怒りの決起集会」が終了しました。 清水さいたま市長は、市民の声を無視して義務教育学校建設、大型アリーナ建設、市営レジャープールの削減、公立保育園の削減、公設民営の介護施設の削減などを強行しています。大規模校問題も、積極的な学校建設を行わないで、プレハブ校舎の増設で乗り切ろうとしています。 これらの問題は、大型開発優先の市政を進めるために、市民の暮らし、福祉、教育の予算を削っているから、市内各地で市民との摩擦が起きているということにほかなりません。市議会も、市長の市民無視の市政進め方に、ものを言う議員が少ないことは、たいへん残念なことです。 「さいたま市民ネットワーク」は、市民の声を市政に届けるために、これからも全力でがんばります。 |